『アイドラトリィ』作品情報
著者: 大鷹シン(原作)/ ホマレ(作画)
掲載誌: 週刊少年マガジン
アイドルとはかくあるべき。
あらすじ
#4 シンデレラ
ふわりが2番を踊れなかった理由が明らかに。ふわりは振りも歌も知らない2番を、アドリブの振りでパフォーマンスして見せる。
主要登場人物:陽見循奈/槻城ふわり/酒寄雷斗
4話の感想
ふわりをトップアイドルにするための残酷な計画
3週間前の回想。循奈ふわりの練習動画を「1番で終わるもの」にすり替えて、2番を歌えず、踊れなくするという作戦を酒寄に話す。
101を指さす循奈。
「ふわりちゃんにはこの試験で最下位をとってもらう」
どういう情緒なんだその空虚な笑みは。
ふわりへの感情や目的はあれだけ人間味があって生々しいのに、行動選択がシステマチックすぎる。「最後に勝つための最善」だけを考えて動けるのは才能か。
酒寄のツッコミ
動きが止まったふわりを見て泣いている循奈を見た酒寄。
(自分でこんなひでえことしてショック受けてる…)
(やっぱどっかズレてんなこいつ)
本当にその通りすぎて草。本当に一般的な視点からのツッコミをしてくれて助かる。ありがとう酒寄。
これがないとこの作品の狂気についていけなくなってしまうところだった。
循奈の「責任」
これでふわりは「自力でトップアイドルの座を掴む」ことは出来なくなった、と循奈は嗚咽しながらもふわりから目を逸らさずに見続けてる。
目を逸らすな
目に焼きつけろ
それがお前の「責任」だろ
この精神もはやかっこいいな!?
愛する人を傷付けるほどの狂気に呑み込まれていても揺らがない矜恃。この選択をしてなお感情を切り捨てていない。愛ゆえの苦しみを正面から受け止めにいっている。
狂ってはいる、でもこれはかなり「主人公」的精神性が光っていると感じる。
アイドルふわりはお客さんのために
その後、アドリブで2番を踊り切り、酒寄のインタビューを受けるふわり。もしステージ上で止まってしまってはお客さんを驚かせてしまう、と語る。
「それは嫌だなと思ったら、体が勝手に動きました」
ひ、ヒロインだ……!!
ふわり、信じていいのか……? もしかして本当に、全てのファンを愛せてしまう「愛のリミッターの外れたアイドル」なのか……?
まだ情報が少ないのにこの描写だけで期待してしまう。循奈もこれを聞いて推しててよかったと泣いて感激してるけど、ここまでどちらかというと悪い方向に狂気的な面を見せるキャラクターが多かったから、この純粋な(少なくとも今のところはそう見える)発言には読者も感激する。
だってやっぱり、アイドルには本心からこうあってほしい。
この回シンデレラってタイトルだけど、これは最後まで魔法が解けてないじゃないですか。
まとめ
循奈の覚悟の背負い方はかっこいいし、ふわりのアイドル性には期待が持てるしかなり読んで気分の良い回だった。この2人が今後どう関わってどう描かれていくのか、ますます楽しみになってきた。
次回(5話)の感想はこちら(まだ)
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